照りつける太陽。フルフェイスのヘルメットの奥では緊張に満ちた表情がその時を待つ・・・レーシング・グローブをはめた手は汗で湿り、目は前走車とスタート・フラッグを交互に見つめる。高鳴る心臓の鼓動・・・・・・・スタート・フラッグを手に取ったオフィシャルがトランシーバーに何事か語りかける。目が合う。高く差し上げられたフラッグ、ギアをローにぶちこみ、アクセルを踏み込む・・タコメーターの針がレッドゾーンに達したエンジンの狂ったような歓喜の咆哮が、観客の目をスタートラインについたマシンに向けさせた。そして・・・・・・・勢いよく振り下ろされるスタート・フラッグ!!

刹那。

スタートラインを越えた瞬間から景色が変わる。色が変わる。空気が変わる。たった1台。たった一人。コンマ秒単位のタイムアップに全てをかけたマシンとドライバー・・・・・・そこは自分一人だけの緊張と安らぎと歓喜と苦しみと、さまざまなものが混じり合わさった別世界・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2001年6月24日、アドバンアクシスカップジムカーナ第3戦、仙台ハイランドにて開幕です!!

第1部:アドバンアクシスカップ2001第3戦 第1・第2ヒートの模様(一部)

第2部:参加車より「こんなマシンも!」帰り際の一コマ


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