真っ黒号再生記2

 旧「713R‘s GARAGE」に掲載されていた「転倒のジンクス」で「真っ黒くろすけ号の現在の状態」 をその都度紹介しているコンテンツがあったんですが、新HPへの移転に当たってちょっと日記風に編集・加筆し てみました。結局半年以上に及ぶ大修理・改造になってしまったり(--;)


2002年6月23日

 ダイチャレ関東で私713Rがものの見事に転倒大破させてしまったGTaさんの「真っ黒くろすけ」号ストーリア ・ツーリング。
4分の3回転して横倒しになった真っ黒号を起こしてくれたDCCSのオフィシャルの皆さんや、心配そ うに点検してくれた他のドライバーの皆さん、そして弁当かきこんでるとこに突然お邪魔して
「積載車で近くのディーラ ーに運んでくれませんか?」
というお願いに快く応じてくれた現地ダイハツ社員のNAOさん等に助けられて真っ黒号は 近くのダイハツディーラーへ。
そこで山形にある行き付けのショップに電話して社長と話し、
「今から積載で運ぶから到 着は夜中になりますが、よろしいですか?」
とまたまた無茶なお願いを快諾してもらう。
今回は人に助けてもらいっぱな し・・・・というか一番ショックを受けたはずのGTaさんが終始私を心配したり励ましてくれたり、はては大型の経験 が豊富なため佐久から山形までずっと積載を運転してくれたりと、なんかもうホントに申し分けなくてどうしようも無い感じッス(--;)
ちなみに山形までの積載車の手配がなかなかつかず、何軒も電話してマツダレンタリースの「タイタン」積載車をようや く手配。
配車してきたお兄さんが真っ黒号を見て一言。
「いや〜、俺も先週ガケに落としちゃってさ〜」
なんか嬉しそうなのは気のせいでしょうか(汗) その後ディーラーの方にも
「持って帰って直しますので、場所お借りしてすいませんでした」
と頭を下げて夕方に佐久を出発。
前述の通りGTaさんに運転していただき、私は助手席に収まり軽いムチウチで痛み始めた首を抱えて帰途に・・・・ 途中のSAでラーメン食べてる内にお互いちょっと気がほぐれたのか、
「この話はネタとして真っ黒号復活記をHPでやるというのはどうだろう?」
という話でちょっと盛り上がる。 山形には深夜遅くに到着し、待っていたショップの社長が変わり果てた真っ黒号を見て一言。
「うん。全身打撲ってとこだね〜これなら直るよ!」
と言われてまずは一安心。


2002年7月6日

 2002年6月23日のダイチャレ関東第2戦で転倒・大破した真っ黒くろすけ号は長野県佐久市から積載車で山形県山形市のショップまで8時間ほどかけて回送、そこからボディ回りの修復を別の修理工場で、エンジン関係をナカノで修理する事に決定し、見積もりが100万近くなったために中古部品などを最大限活用しての修理になるという事で現在パーツ収集中。
現状ではリアドアを除く左側ボディパーツが揃いましたが、まだ右側と天井(ってパーツで出てるんですね〜)、ボンネットを探 しているところです。
他にもGTaさんがちょっとスパイスを利かせたパーツ選択を行うようで、全く元のままにはならない予定(^_^;)
パーツが揃い始めるとなんかすぐ直るような気がしたんですが・・・甘いも甘い、大甘!だと気づくのはまだ先の話。
この頃はまだ「ダイチャレ関東の最終戦(11月)には出られるといいね〜」なんて話を・・・・


2002年7月25日

 ふんふんふ〜ん・・・てなわけで真っ黒号、実はまだショップの敷地内に鎮座しております(汗
前回「鈑金工場に移動」と書いたのは全くのカン違いで、実はドアなど開口部のパーツが揃わないと車体のフレーム修 正ができないという罠(@_@;)
そんな状態でブルーシートかけられたまま二度の台風に耐えたんだから、えらいぞ真っ黒号ヾ(´▽`;)/
 まあそれだけで終わったらダメダメなんで、一応報告です。 中古パーツの一部手に入ったんですが、残りのパーツを埋めるべく廃車となるストーリアを1台(初期型。1LのCL)、超特価で購入しました! これでパーツが揃ったとゆーわけで、その廃車ストーリアが到着する8月アタマより、今度こそようやく修理に取りかかる予定です。


2002年8月7日

 月1日に待望の「部品取り車」到着! ストーリア1.0CLから1.3ツーリングへ乗り換えたnabeさんという方より譲っていただいた、カンペキ丸々一台(リアハッチ・運転席除く) 使える車です。
部品探しに難儀しているのを聞きつけたnabeさんより「乗り換えるので、部品取りにどうですか?」との涙が出るほどありがたいお言葉をいただき、交渉の結果特価で提供いただけたばかりでなく、山形までの陸送にも大分便宜を図っていただいたおかげで随分助かりました。
この場を 借りまして改めて感謝の気持ちを・・m(__)m
今回修理その他を依頼しているショップの社長も
「すんげー程度いいんだもん、びっくりしたじゃ〜?!」
とのオドロキようで、今まで集まっていた中古パーツも含め、これでようやく作業開始です。
まずはガラスやドアなどのパーツに合わせて寸法を出し、歪んだフレームを修正するとの事・・・フレーム修正が済んだ段階で鈑金工場から一度 ショップに戻ってくる予定。 さてさて次は来月・・・?


2002年10月20日

ショップに真っ黒号を預けてから4ヶ月、部品が揃って外注先の鈑金工場に入庫して2ヶ月・・・・よ〜やくここまで来ました!

てか、バラバラ・・(汗) 実はよーやくフレーム修正が終わって新品の天井を貼り付けた状態で、一部フェンダーは事故当時のままへこんだままです。
しかしAピラー(フロント側の天井の柱)が修復され、天井がちゃんとつくだけで随分クルマらしくなったもんです。

内装もほぼ取り外されてご覧の通りガラガラ。軽そう〜!

↑これが今回真っ黒号修復のための貴重なドナー役、旧nabeさん号ストーリアCL改。
おかげさまで外装パーツは天井に新品使った以外は安く仕上げる事ができそうです。感謝!
さて、真っ黒号の今後ですがショップでボディのフル補強を受けた後再び鈑金工場に戻って再全塗装。
ニューパーツを組み込んだ上で、早ければ12月には完成の予定です。乞うご期待!


2002年11月3日

 今回は写真ナシっす(汗 )今日の真っ黒号、ボディ補強が終了して足回りとタイヤが装着され、グっとクルマらしくなった状態! 来週にはエンジンとミッションが載る見込みで〜す。
しかし転倒クラッシュからはや4ヶ月ちょっと。もはや当初の目論見「今年のダイチャレ関東最終戦には元気に走る姿を・・」は不可能な状態で、「まあ今年中には直ればいいね〜」とGTaさんともどもちょっとあきらめ顔。代車として貸し出したショップのホンダ・シティや私のL70ミラを気にいって乗っていただいていたのが救いです。


2003年1月2日

 全身打撲の重傷を負った真っ黒号の修理を依頼してはや半年。ショップの初売は雪の中〜・・・・・・てか、ついに年越しです(汗
前回は「次はエンジンとミッションが載る予定です〜」って書いていたのにまだ完成してないのか?!とお叱りを受けそうですが、北国 の冬ともなると事故車続出で鈑金工場も大忙し・・・で、真っ黒号の全塗装の予定がズルズル遅れ・・たものの、めでたく外装は完成で す!立派なボディをご覧ください!

 今度こそ!エンジンとミッションが載っています。
ラジエターやらその他細々とした部品が届けばあとは組み上げて〜となるとこですが、これが注文してもナカナカ来ない・・そういえばストーリアX4の時にも発注した部品がなかなか来ないでヤキモキさせられる事がありました。
全部が全部の部品がそういうわけじゃないのですが、こちらとしてはひたすら待つしかありません。
次こそは完成した真っ黒号をお披露目できるか?!お楽しみに!


2003年1月7日

 さ〜ここまで来ればホントのホントに大詰めだね!とウキウキしてきた気分に、冷水を浴びせられるような出来事が。
要約すると、とある掲示板で
「あれから随分たつけど全然直ってこない。直す気があるのか?直せるのか?」
というカキコミが。 しまいにゃ
「直ってこない原因はショップか私に直す気が無いからじゃないのか」
と随分な言われよう。確かに時間はかなりかか りましたが、ようやく完成を目の前にしての突然の批判にちょっと困惑気味です。
「ライブレポートが無い」「心配している人がいるんだから報告があってしかるべき」
などのカキコミもあったので、どうやらここ(※旧「713R‘s GARAGE」)でのレポートも掲示板もチェックしていない様子だったんですが、それにしてもそのカキコミがあった掲示板とHPは、以前はちょくちょく行っていたもののもう全くチェックもしていない無縁な場所。
そこで いきなり「報告が無いのはおかしい」と言われても・・・というのが正直な気持ちです。実際このHPのBBSでも多くの方から 励ましや協力をいただいていましたし。 当事者が自分のHPやBBSで冷汗かきながら近況報告していても自分の知らない所で勝手な憶測立てられているというのはちょっと困ったもんですが、ともあれ論より証拠で完成まであと一歩!


2003年1月18日

 山形に夜の闇が忍び寄る頃、たどりついた先はいつもの如く山形のショップ・・・・
「兵藤君(※713R)!黒いストーリア取りに行くよ!」
ま、マジっすか?! そーかもう完成したのか・・と思いきや、さにあらず。
まだ電装系など最後の仕上げが残っているというわけで一路電装屋へ。 ここから一度運び出して完成への最後のスパートを切るという次第です。
いました真っ黒号。もうタイヤもついています。エンジンも載っています!走行可能です!

電装屋より回送直前の光景。とりあえず走行可能にした後、最後の仕上げに入ります。もう少しだな〜?


2003年1月25日

ついにこの日がやってきました・・・昨年6月に横転大破してから7ヶ月。ようやく修理完了。 もう言葉は意味を為しません。とにかく見てください!!



エンジンルーム内部まで及んだ全塗装。新しく装着されたエアロバンパー。グっと沈んだ車高で、さらに力強くスタイリッシ ュに生まれ変わった真っ黒号!

 出来の悪さに納得いかず、工具を振り上げ暴れだすGTaさん・・・にならなくて済みました(^_^;) 久々に帰ってきた愛車と喜びのポーズをとるGTaさん。手に持つのは工具と「早くもぶつけて破損したバンパーの一部」(汗) 大事にしてくださいね〜(@_@;)

 というわけでひさびさに713R号とのツーショット。わがストーリアX4も「おかえり〜」と言っているようです。
暗いので真っ黒号がちと目立ちませんが、白黒コンビ再び(^_^;)
 真っ黒号復活物語?はここで一旦完結となります。
これからナラシやミニサーキットでの評価などをしつつ細かい手直しがあるかもしれませんが、生まれ変わった所でまずは一区切り。
最後に、実際は辛かったであろうに終始私を励ましてくださり、そして気長に待っていただいた「真っ黒くろすけ号」オーナーのGTaさん、 真っ黒号復活に欠かせない部品を提供するためのドナーとしてストーリアCLをご提供いただきましたnabeさん、そして修理のために窓口と していろいろ骨を折っていただき、さらにチューニングを担当していただいた山形のショップ様。
そして転倒大破してから今まで励ましていただいたり心配してくださった皆様に、深くお礼を申し上げます。 ありがとうございましたヾ(T▽T)/!!

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